佐久本さん出演「怒り」が10位に キネマ旬報ベスト・テン


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 2016年公開の映画を対象とした第90回キネマ旬報ベスト・テンが10日正午に発表され、沖縄関連の作品で「怒り」(李相日監督)が「日本映画」部門の10位に入った。

 「怒り」は沖縄でロケを行い、未解決の殺人事件を軸に米軍基地問題など重いテーマを絡めたサスペンス・ミステリー。吉田修一さんの原作を映画化した。現代版組踊「肝高の阿麻和利」で阿麻和利役を務める佐久本宝さんが出演した。

 同部門1位は戦時下の広島・呉を舞台にしたアニメ映画「この世界の片隅に」(片渕須直監督、こうの史代原作)が選ばれた(桜坂劇場で公開中)。

 そのほか文化映画部門では「ふたりの桃源郷」(佐々木聰監督)、外国映画部門は「ハドソン川の奇跡」(クリント・イーストウッド監督)がそれぞれ1位に選ばれた。 【琉球新報電子版】