【中部】20日に米軍普天間飛行場所属のAH1Z攻撃ヘリコプターがうるま市の伊計島に不時着した問題で、栄野川盛治うるま市副市長、うるま市議会の大屋政善議長、伊計自治会の玉城正則会長らが24日正午すぎ、沖縄防衛局に中嶋浩一郎局長を訪ね、それぞれ意見書や抗議文書を手渡した。玉城自治会長は「二度とこのような事故を繰り返さないためにも伊計島の上空付近での訓練を見直し、静穏な伊計島の生活環境維持を強く要請する」と述べた。
中嶋浩一郎局長は「今回1回の事案でない。津堅島の事前通告なしの降下訓練、北部でのヘリのつり下げ事案など重く受け止めている」と述べて謝罪した。
うるま市議会は同日午前、臨時議会を開き、ヘリ不時着についての抗議決議と意見書を全会一致で可決した。抗議決議と意見書では「安全管理に対する米軍の認識の低さを露呈するもので、激しい憤りを覚える」として、原因究明や再発防止策が公表されるまで同型機の飛行を停止することや、被害調査を徹底的に実施することなど6点を求めた。【琉球新報電子版】