宜野湾市上大謝名 夜間94デシベル 米軍機、防止協定違反か


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 【宜野湾】米軍普天間飛行場南側に位置する宜野湾市上大謝名公民館で24日午後10時52分、航空機騒音94・9デシベルが測定された。日米が合意した騒音規制措置(騒音防止協定)は午後10時以降の米軍機の飛行を制限しており、違反した可能性がある。

 90デシベルは騒々しい工場内、100デシベルは間近で聞く救急車のサイレンに相当するといわれる。同じ音の大きさでも自然音が静かな夜間は昼間以上にうるさく感じるとされる。

 市民から宜野湾市には24日午後6時から11時までに3件の苦情が寄せられた。市に対して24日午後10時56分に電話をかけた女性は「子どもが眠れない」と訴えた。25日夜もCH53が普天間飛行場周辺の市街地上空を旋回した。