【名護】名護市で7、8の両日、オスプレイの低空飛行に伴う騒音が相次いで確認された。同市辺野古の国立沖縄工業高等専門学校の屋上に渡嘉敷健琉球大准教授が設置した測定機で7日午前9時36分に航空機のピーク騒音レベル(LAmax)で101・9デシベルを記録した。2010年7月の設置以降、目視で米軍機が原因と確認できた騒音の中で最大級だった。
7日は辺野古でオスプレイ2機が低空飛行していた。午前9時36分に発生した騒音の低周波音を確認すると周波数20ヘルツで91・3デシベルを記録し、環境省が人に対し影響が出ると想定する参照値を心理的影響で15・3デシベル上回り、物的影響でも11・3デシベル上回った。
8日午後3時45分ごろには市許田の住民から「オスプレイがずっと低空で飛行している。ここは訓練区域ではないはずだ。また落ちるのではないか。恐ろしくて仕事にならない」との苦情が市に寄せられた。8日午前11時41分には名護市豊原に市が設置した測定機で93・5デシベルを記録していた。