プロ野球・読売巨人軍の那覇キャンプが14日、沖縄セルラースタジアム那覇で始まった。エースの菅野智之や内海哲也、選手会長の長野久義、坂本勇人ら人気選手らも多いこともあり、球場にはキャンプ初日から大勢のファンが駆け付けた。糸満市出身の投手、宮国椋丞(糸満高出)も他の選手に交じり、元気な様子を見せ、内野連係の守備練習などで軽快な動きを見せていた。
那覇市はこの日、晴天に恵まれて気温は17度を超え、暖かな日差しが選手らを出迎えた。練習前には読売巨人軍那覇協力会が球場で歓迎式を開いた。高橋由伸監督をはじめ選手らがグラウンドに姿を現すと、スタンドからは拍手と歓声が湧き、ジャイアンツカラーのオレンジ色のタオルを振り回して歓迎するファンもいた。
城間幹子市長は「今年のキャンプは16日と長い。市民とファンは長い時間、プロの一流の力を体感することができる」と笑顔であいさつした。「日本一を目指して、頑張ってください」と力を込めて激励した。同市からは県産マグロ5~8キロ相当などが贈呈された。
セレモニー後に始まった練習では、ランニングやキャッチボールの後、投手や野手による守備連係の練習のほか、投手と野手に分かれ、屋内練習場なども使い練習した。
第2次キャンプ初日を迎え、宮国は「日本一を目指して、チームに貢献できる投球がしたい」と意気込みを示した。
キャンプは3月1日まで。練習試合が3試合予定されており、18日は韓国・サムスン、19日は韓国代表、22日は楽天といずれも午後0時半から行う。25日はDeNAと、26日はロッテと午後1時からオープン戦を行う。