【ブラジル】世代超えゲートボール交流 県人チーム、強豪と評判


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ゲートボールを楽しむCCOBの選手=1月14日、ヂアデーマ市内のブラジル沖縄文化センターの運動場広場

 ヂアデーマ市のブラジル沖縄文化センター(CCOB)の運動広場で1月14日、CCOBゲートボール会(玉城良雄会長)の親善試合(西原正三実行委員長)が催された。毎月第2土曜日に開催されている同会は、九つのゲートボールチームが試合をしながら親睦を図っており、CCOB設立当初から続いている。若者から高齢者まで多数参加し、世代を超えて親睦を深めた。

 九つの団体のうち「ウルマ」と「CCOB」の2団体は沖縄県人会に所属しているが、その他の団体は他府県の日系人や非日系人が中心。31チームに分かれ、高齢者の部(70歳以上)と壮年の部(69歳まで)で勝敗を競い合った。

 試合会場には、金武町の青年海外派遣事業でブラジルに派遣された3人の沖縄の若者も来場。関係者に案内されながら見学した。

 高齢者の部はウルマ、壮年の部はサガが優勝した。沖縄県人のウルマチームは強豪として評判で、1試合は制限時間内に満点の25点で勝利している。他府県の選手らは「ゲートボールを始めた頃は力の差は明らかだった。勝負といより、試合中にいろいろウルマの人たちに教えてもらっていた」と話した。

 1957年に与那原町から移民した伊良皆さんは「皆が楽しく遊べる方法を考えている。高齢者の参加を促し、参加賞にはお米を贈呈している」と話した。
(城間セルソ明秀通信員)