北海道の“極寒”満喫 伊是名小児童、日高訪れ交流


社会
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日高小の校庭に作られた雪山で日高小5~6年生と記念撮影する伊是名小6年生全員

 【伊是名】伊是名小学校(座間味靖校長)6年生11人は1月30日、北海道の日高小学校との交流体験学習「少年の翼」へ旅立った。日高青少年自然の家に着いたのは午後9時すぎ。日高小職員がマイナス20度の極寒の中、ろうそくの火をともして玄関先で迎えてくれた。沖縄出発時の気温は20度を超えていたため、日高に到着後40度以上の気温差を体感した。

 初めて見る積雪に児童らは大はしゃぎ。31日は児童らの一番の楽しみ「スキー教室」が行われた。伊是名小児童に地元関係者が付きっきりで指導、練習時間が終了する頃には、ほとんどの児童が滑れるようになった。午後からは日高小5年生と6年生と伊是名小6年生との「交流スキー体験」を楽しんだ。
 時速30キロのスノーモービルでゴムボートを引っ張ってもらい、乗っていた児童らは歓声を上げてスリルを楽しんだ。伊是名小の島袋あいさんは「怖かったけど楽しかった」と笑顔で話した。
 日高町民センターでの夕食交流会では日高の婦人会や保護者らが腕を振るった。
 心のこもったおもてなしのお返しにエイサーを披露した伊是名小の児童らに向けて、日高小の先生からは「さすが本場のエイサーは上手だ」と感心していた。
 伊是名に戻った児童らは「寒かったけどとっても楽しかった。また日高に行きたい」と声をそろえた。
(平安山亜紀通信員)