バレンタインデーの14日朝、那覇市松島小学校3年の内原乃愛さん(9)と1年の梨愛さん(7)姉妹が、交通指導員として児童らの登校を見守っている仲村渠政秀さん(73)にチョコレートをプレゼントした。仲村渠さんは2人にお礼の手紙を渡した。
仲村渠さんが朝の運動の一環で交通指導員を始めたのは5年前。児童とあいさつを交わして元気よくハイタッチをするが、中には元気がない子など気になる子がいることも。「学校では分からない子どもたちの姿が見える」と仲村渠さん。学校と連携し、地域の子どもたちを見守っている。
チョコをプレゼントした理由について、乃愛さんは「毎日道で(私たちを)見守ってくれているから」と話し、梨愛さんは「いつも元気な声で『おはよう』と言ってくれるから」と恥ずかしそうに話した。仲村渠さんは「地域の子どもは地域の中で育てていけるようにしたい」と笑顔で話した。