那覇の児童生徒、きょう震災募金 100人「いじめ許さない」


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 那覇市の松島中学校区青少年健全育成協議会(金城喜美代会長)は5日午前10から正午まで、校区近隣のスーパーやおもろまち駅など5カ所で東日本大震災の復興支援募金活動を行う。震災直後の2011年から継続して行っており7回目。今回は「震災いじめを許さない」も呼び掛ける。

 参加するのは松島中の約80人をはじめ銘苅小、真嘉比小、松島小の有志児童生徒で合計100人以上になる見込み。

 例年約100人が参加し第1回から累計約250万円を集めた。ユネスコ協会が行う復興育英基金に寄付し、保護者が死亡・行方不明となった子どもへの奨学金として使われる。

 震災避難者は県内にも多い。福島県から避難中の中学生が「震災いじめ」で苦しんだニュースがあり、今回は「震災いじめをはじめ、全てのいじめをしない、させない」と訴える。

 中心的に動く松島中ボランティア委員の大城美七海委員長は「人の役に立ちたい」、新垣愛香副委員長は「いじめがなくなってほしい」と話した。

 金城会長は「忙しい時間帯にもかかわらず、スーパーも気持ちよく協力してくれた」と感謝し、募金への協力を呼び掛けた。

東日本大震災への復興支援と、震災いじめ根絶を訴え、5日に募金活動をする松島中の生徒ら=那覇市の松島中学校