沖縄県立病院、賃金未払い 16年度だけで9億円超える見込み


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 2016年11月に沖縄県立病院2病院が時間外勤務の当直医に賃金未払いがあるとして労働基準監督署から是正勧告を受けた問題で、県内にある6県立病院の医師・歯科医師の未払い金額が16年度だけで9億円を超える見込みであることが、8日までに県病院事業局のまとめで分かった。是正勧告では時効前の過去2年分の支給を求められており、同局は「総額についてはいくらになるか全く分からない」と語った。

 是正勧告を受けたのは北部病院と南部医療センター・子ども医療センターの2病院だが、同局は6県立病院全てについて16年度の当直医師の数や未払い金額を調査した。【琉球新報電子版】