富川盛武氏に副知事辞令 「知事先頭に一丸で対応したい」


この記事を書いた人 松永 勝利
翁長雄志知事(手前右)から副知事の辞令を受け取る富川盛武氏(同左)=9日午前9時30分、県庁6階知事応接室

 翁長雄志知事は9日午前、県庁で元沖縄国際大学長・前県政策参与の富川盛武氏(69)に、副知事の辞令を交付した。任期は2021年3月8日まで。辞令を受け取った富川氏は「知事を先頭に、浦崎唯昭副知事や(新たに就任する)吉田勝広政策調整監と一丸となって対応したい」と抱負を述べた。
 経済が専門で、21世紀ビジョンやアジア経済戦略構想の策定に携わったことから「経済面で尽力したい」と述べた。基地問題については「知事を支えるため、(名護市)辺野古に基地は造らせないことを基本に対応していく」とした。
 富川氏は1948年1月生まれ、北谷町出身。内閣府沖縄振興審議会委員会会長代理や県アジア経済戦略構想策定委員会会長を務めるなどした。【琉球新報電子版】