会員制の講演会組織「琉球フォーラム」(主宰・富田詢一琉球新報社長)の3月例会が8日、那覇市のANAクラウンプラザホテル沖縄ハーバービューで開かれた。「全日本おばちゃん党」代表代行で、大阪国際大学准教授の谷口真由美氏が講演した。
谷口氏は憲法を解説しながら、沖縄について「なぜ基地問題は進展しないのか。基本的人権は法の下に平等で、変な法律や条約は変えなくてはいけない」と強調した。
谷口氏は「国の最高法規」である憲法が保障する基本的人権とは、「苦しいと言っている人に手を差し伸べることだ」と説明した。また国民は「(権利を)奪われないよう、不断の努力をする」、為政者は「憲法を尊重し擁護する」などと憲法がうたう義務について話した。
基地負担に苦しみ続ける沖縄について「沖縄ほど憲法が守られていない地域はないだろう。為政者が何かをしていて、それに対して無関心を装うヤマトの人間がいる」と指摘した。