小中学生が古典挑戦 若衆芸術祭、あすまで


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 琉球芸能の次世代育成を図る第1回おきなわ伝統芸能「若衆芸術祭」(琉球新報社、沖縄芸能連盟主催)が30日、浦添市の国立劇場おきなわで始まった。4月1日まで。小学4年から中学2年までの177人が舞踊や古典音楽を披露する。初日は21組が出演し、輝きを放った。特別協賛は沖縄美ら島財団、沖縄銀行、協賛は沖縄時事出版、第一交通、久保田照子チャームスクール、大光鉱山。

「川平節」を踊る玉城流扇寿会
「本散山節」を歌う上原快天君=30日、浦添市の国立劇場おきなわ

 各日で成績上位の出演者に若衆選賞(若衆大賞候補)を授与し、選賞の中から舞踊、音楽各3人に若衆大賞を授与する。大賞から舞踊、音楽各1人に県知事賞を授与する。

 宮城本流鳳煽(おおとりあおり)乃会根路銘広美琉舞研究所はCDが2回止まるトラブルを乗り越え、3回目の堂々とした演舞で観客を沸かせた。初日の若衆選賞は次の通り。(敬称略)

 【音楽】上原快天(てん)「本散山節」、琉球古典音楽野村流音楽協会「かぎやで風節・恩納節・安波節」、伊禮果央「船頭節」
 【舞踊】玉城流扇寿会谷田嘉子・金城美枝子琉舞道場「川平節」、同道場「若衆ゼイ」、玉城流踊(うどぅ)ぃ飛琉(はる)宮城恵子琉舞道場「鳩間節」、宮城本流鳳煽乃会根路銘広美琉舞研究所「湊くり節」