美里工と沖尚、決勝へ 県春季高校野球


この記事を書いた人 平良 正
美里工―美来工科 美里工9回表無死1、2塁で逆転の口火を切る7番・仲吉黎の適時2塁打=1日、北谷公園野球場

 高校野球の第64回県春季大会(主催・県高校野球連盟、共催・琉球新報社)の第10日は1日、北谷公園野球場で準決勝を行い、美里工業と沖縄尚学が勝利した。美里工は18年ぶり2度目、沖縄尚学は5年ぶり13回目の決勝進出となった。

沖尚ー興南 沖尚7回裏1死1、2塁の好機に逆転左適時打を放つ1番・砂川リチャード=1日、北谷公園野球場(又吉康秀撮影)

 美里工は1-5で美来工科を追った九回表、打線がつながり4連続安打に四球や犠打を絡めて一挙に5点を挙げ逆転、その裏の守りをしのぎ、6-5で振り切った。

 沖縄尚学は2-3で興南を追った七回、3連続安打や死球などで3点を返して逆転し、そのまま逃げ切った。沖縄尚学の2番手河野哲平が5回無失点と好投した。

 決勝は2日午後1時から同球場で行う。美来工科と興南の3位決定戦は、決勝の前の午前9時から同球場で行う。準決勝に進んだ4校は県内で開く第140回九州大会(4月22~27日)に県代表として出場する。【琉球新報電子版】