総務省の2015年国勢調査によると、沖縄県全体と41市町村で完全失業率が10%以下となり、県全体と39市町村で前回10年調査より改善した。県全体は前回より4・7ポイント減の6・32%。観光業などを中心に好調な県経済の影響で、完全失業者が減っているとみられる。
総務省が3月28日に公表した就業状態等基本集計結果で示された完全失業者数を労働力人口で割って算出した。
最も失業率が高かったのは伊是名村で9・99%、次いで今帰仁村の8・27%、国頭村の8・22%だった。最も低かったのは完全失業者が0人の北大東村で、南大東村0・58%、竹富町1・60%が続いた。
前回最も高かったうるま市は10・68ポイント減の7・49%に回復したが、11市で最も高かった。市部で前回2番目に高かった沖縄市は7・34ポイント減の7・17%だった。
多良間村は3・58ポイント増の7・17%、渡嘉敷村は0・10ポイント増の4・95%で悪化。前回より改善率が最も高かったのは伊江村で、12・02ポイント減の2・85%だった。