よしもと芸人、芸術作品展示 ハピナハで「美術館」開催


この記事を書いた人 平良 正
よしもと所属の芸人たちが独特の感性あふれる作品を展示している「よしもと美術館」=那覇市牧志のHAPiNAHA

 「島ぜんぶでお~きな祭第9回沖縄国際映画祭」の関連イベントとして「よしもと美術館」(よしもとエンタテインメント沖縄、沖縄テレビ主催)が15日、那覇市牧志のHAPiNAHA(ハピナハ)5階で開幕した。よしもと所属のお笑い芸人が制作した独特の感性あふれる絵画、映像作品、オブジェなど約200点を展示している。親子連れら多くが来場し、作品に見入った。6月4日まで。

 「よしもと美術館」は全国を巡回して開かれ、沖縄開催は初めて。作品の横に記されたコメントは風刺が効き、哀愁漂う内容も。コンビ「麒麟(きりん)」の川島明さんは「見た人がほほ笑むひと口サイズの不幸を描きました」と記す。絵と短文で、日常にありがちな小さな失敗を描き、それを力強く笑い飛ばしている。