普天間高の西普天間移転を 宜野湾市議会が県に要請


この記事を書いた人 松永 勝利
平敷昭人県教育長(左列手前)に意見書を手渡す大城政利宜野湾市議会議長(右列手前から2人目)=17日午後1時45分ごろ、県教育庁

 宜野湾市議会(大城政利議長)の議員団10人は17日、県と県教育庁を訪れ、県立普天間高校を同市の西普天間住宅跡地への移転を求める意見書を手渡した。意見書は3月28日に同議会が決議したもので、同校の移転に向けて財源措置を講じることや、国と県、市の協力体制を強化することなどを求めている。
 県教育庁への要請で大城議長は「宜野湾市民9万8千人の総意を受けて要請に来た。移転に向けて取り組んでほしい」と述べた。応対した平敷昭人県教育長は「(敷地が狭いという)普天間高校の理由だけでは、国庫補助を受けるのは難しい」と従来の見解を述べるにとどめた。
 県への要請で応対した川満誠一企画部長は「県は宜野湾市や県教育庁ともこれまでも調整してきた。事態が良くなるよう頑張りたい」と述べた。【琉球新報電子版】