年休100%取得で奨励金 沖縄債権回収が「プレ金」導入へ


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「プレミアムフライデー」について報告した沖縄債権回収サービスの宮城博常務(右)ら=17日、琉球新報社

 沖縄債権回収サービス(おきなわサービサー、那覇市、平良孝夫社長)は17日、毎月1回金曜日の仕事を早く切り上げる「スーパープレミアムフライデー」制度を5月から導入すると発表した。第1、第3金曜のいずれかを選択して有給休暇の半日取得を推奨し、午前の勤務が終わる午後0時50分で退社とする。年休100%取得社員に奨励金を支給するなど、労働時間短縮の「働き方改革」の一環として社員の年休取得を促進する。

 宮城博常務は「生産性を向上させる中でワークライフバランスの充実を図り、社員のモチベーションを上げる。従業員満足の向上がひいては顧客満足につながる」と話した。

 経済産業省は「プレミアムフライデー」として毎月最終金曜日の午後3時退社を推奨している。おきなわサービサーは月末に業務が繁忙になるため第1、第3の選択制とし、退社時間を経産省の呼び掛けより早めた。

 プレミアムフライデーに呼応した取り組みでは、沖縄セルラー電話(那覇市)が毎月最終金曜日の午後3時退社の推奨を3月から始めたほか、大和ハウス工業が沖縄支店を含めた全国で隔月の最終金曜の半日取得を促している。