外国からのクルーズ船が寄港する那覇市の若狭バースで台湾人客を対象にした「白タク」行為が広がっている問題を受け、県や沖縄総合事務局などは2日午前8時から現地視察した。この日は「白タク」行為は確認できなかったが、総合事務局は今後、県警と連携し、取り締まりを強化することを明らかにした。
総合事務局は那覇市や同市観光協会との協議の場で、月内にも「白タク」行為を重要事項として取り上げ、改善に向け協議する。県警を協議の場に同席してもらうことも視野に入れる。
若狭バース内では、7~8人乗りの白ナンバーが観光客を乗せるのを県職員が確認し「白タク」行為か運転者にただしていた。若狭バースと道を挟んで向かい側にある若狭海浜公園でも、クルーズ船の乗客を駐車場で乗せる白ナンバー車があった。道路沿いではバースから移動してきた観光客が白ナンバーに乗り込む姿が確認できた。【琉球新報電子版】