優作ら健闘誓う 地元優勝へ 闘志 日本プロ日清カップ 11日開幕


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コースについて説明する宮里優作(右から2人目)。左から藤田寛之、近藤共弘、小平智(右端)=8日午後、名護市の万国津梁館

 男子ゴルフ国内4大大会の初戦「第85回日本プロゴルフ選手権大会日清カップヌードル杯」は11日、喜瀬カントリークラブ(7217ヤード、パー72)で開幕する。賞金総額は1億5千万円、優勝賞金3千万円。開幕を控えた8日夜、プロ・アマ大会前夜祭が名護市の万国津梁館で開かれた。宮里優作、藤田寛之、近藤共弘、小平智のプロ4人のほか、多くの大会関係者らが出席し、県内で10年ぶり2度目となる「国内メジャー大会」の開催を祝った。宮里優作は壇上で地元でのがい旋優勝に向けて意気込みを語り、健闘を誓った。

 大会には144選手の出場が予定され、県出身では宮里聖志、優作兄弟と、正岡竜二、國吉博一、比嘉拓也、伊波宏隆の6選手が出場する見込みだ。

 過去10年間の日本プロゴルフ選手権大会優勝者をはじめ、過去5年間の日本オープン、日本シリーズ、日本ツアー選手権の優勝者ら、国内トッププレーヤーが集う。白熱したトップ争いが期待できる。

 9日に行うプロ・アマ大会には宮里聖志、優作兄弟を含むプロ29人が参加する。大会を前にした前夜祭には宮里優作らプロ4人でゴルファーズトークセッションを行い、それぞれのホールの攻略法などについて話した。

 中日クラウンズでツアー4勝目を挙げた宮里優作は「日本プロは歴史がすごすぎるがプロゴルファーとして一度は優勝したい。地元なので親戚中が応援に来て指笛が半端ないと思う。地元の利を生かして頑張ります」と笑顔で意気込んだ。

 前夜祭主催者として日清食品ホールディングスの安藤宏基代表取締役社長・CEOがあいさつ。コースについて「悪天候を押して仕上げてくれている。コースレイアウトを考え抜いている熱意を感じる」と感謝した。大会主催者として日本プロゴルフ協会(PGA)の倉本昌弘会長は、大会開催の2017年が金秀グループの創業70周年と沖縄返還45年に当たることに触れ、「非常に貴重な年だ。楽しんで思い出を残していただきたい」と話した。「コースは非常に難しいが、大雨が降ってグリーンが柔らかくなっているのは朗報だ。世界基準のグリーンとフェアウエーを堪能してほしい」と選手を激励した。