2200人、新基地反対訴える 名護・瀬嵩で5・15県民大会


この記事を書いた人 志良堂 仁
辺野古新基地反対を訴え、ガンバロー三唱で気勢をあげる集会参加者=14日午前11時17分ごろ、名護市瀬嵩

 沖縄が日本復帰して15日で45年の節目を迎えるのを前に「復帰45年 5・15平和とくらしを守る県民大会」(主催・5・15平和行進実行委員会、沖縄平和運動センター)が14日午前、名護市の瀬嵩海岸で開かれた。米軍普天間飛行場移設に伴う辺野古への新基地建設工事現場を間近に見渡す浜で、平和行進の参加者ら約2200人(主催者発表)が新基地反対を訴え、拳を突き上げた。

 実行委員長の山城博治沖縄平和運動センター議長は「県民が団結し続ける限り新基地を許さない。心折れることなく、屈することなく、闘い続けよう」と訴えた。
 稲嶺進名護市長は「辺野古の海に新しい基地を造らせない。信念を持って貫いていきたい」と述べ、全国の連帯を呼び掛けた。
 県選出国会議員らが激励のあいさつをした。辺野古や東村高江で基地建設に反対する活動をしている市民が闘いの現状について説明したほか、平和行進中部・南部両コースの責任者が12日に始まった行進の様子について報告した。
 参加者は新基地反対などを訴える大会宣言の後、ガンバロー三唱で気勢を上げた。【琉球新報電子版】