「共謀罪」廃案求める 北谷町議会が意見書


この記事を書いた人 志良堂 仁

 【北谷】北谷町議会(田場健儀議長)は19日午前、臨時会を開き、犯罪を計画段階で処罰する「共謀罪」の趣旨を盛り込んだ「テロ等準備罪」を新設する組織犯罪処罰法改正案の廃案を求める意見書を賛成10人、反対7人の賛成多数で可決した。また、米軍による10日の米軍嘉手納基地でのパラシュート降下訓練と軍用外来機飛来などに抗議し即時撤去を求める抗議決議と意見書をそれぞれ全会一致で可決した。

 組織犯罪処罰法改正案の廃案を求める意見書では、県民の正当な反基地、平和運動が真っ先に標的となりかねないとし、恒久平和の実現を目指して廃案を強く求めるとしている。【琉球新報連枝版】