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【アメリカ】記憶に残る図書館に モニカ・ソリスさん、北米県人会図書館で活動

寄贈された書物に感激した面持ちのモニカ・ソリスさん=3月25日、米カリフォルニア州ガーデナ市の北米沖縄県人会山内ビル

 エディー・カミヤ北米沖縄県人会長が経営する「カミヤ・インシュアランス」(神谷保険会社)で働くモニカ・ソリスさん(27)は、2015年から米カリフォルニア州ガーデナ市にある沖縄県人会の図書館でのボランティア活動に生きがいを見いだしている。カリフォルニア州立大学ドミンゲスヒルズ校で理学士、同州立サンノゼ校で図書館学の修士を取得した。

 友人のカミヤ会長の息子であるジョセフさんから沖縄の音楽に興味を持つよう勧められ、11年から県人会で毎週日曜日、三線の練習を始めた。ソリスさんは「それ以来、沖縄の文化に興味を持つようになって、県人会のイベントにも積極的に参加するようになった。近い将来沖縄に行って、新人賞に挑戦したい」と意気込む。

 ソリスさんは沖縄に親戚がいるわけでもなく、ウチナーンチュの血を引いているわけでもない。しかし「私の計画は県人会の図書館を情報、アーカイブセンターに改造し利用者の利便性を図りたい」と夢を膨らませる。

 ソリスさんによると、県人会の図書館にはとてもユニークで、他のどの図書館にもない重要な資料がそろっているという。「スペースづくりに励み、潜在的価値の有効化と取り組み、県人会を訪れる人々の記憶に残る図書館となるよう貢献したい。私の夢は果てしなく大きいものかもしれないが、構想を練ることは将来きっと役に立つはず」と自身を鼓舞する。

 3月25日、北米沖縄県人会館で、ハワイ生まれのサム・キタムラさんが赤瓦の街並みや墓地など沖縄の伝統的な風景を描き続けた沖縄を代表する画家の大嶺政寛(1910~87)の絵画と、沖縄関係の文献を図書館に寄贈した。これに対し、ソリスさんは「とても興奮し、誇りを感じる。彼の寄贈は沖縄県人会のメンバーや研究者にとって、大きく貢献することは間違いない」と述べ、ほほ笑んだ。
(当銘貞夫通信員)