伊田設備宝山がV 沖縄・徳之島親善闘牛


この記事を書いた人 琉球新報社
シーの一番でファイティング大吉(左)を土手際に押し込む伊田設備宝山=4日、うるま市石川多目的ドーム

 【うるま】沖縄・徳之島親善オールスター大闘牛大会(主催・南部・宜野湾闘牛組合、共催・琉球新報社)が4日、うるま市石川多目的ドームで開かれた。徳之島と沖縄の親善大闘牛大会を観戦しようと徳之島からも大勢の観客が詰めかけた。

 注目のシーの一番は、徳之島代表の伊田設備宝山が、一瞬のスキを突いた腹取り攻撃を炸裂(さくれつ)させ、わずか2分9秒で持久戦を得意とするファイティング大吉を撃破して初優勝を飾った。両牛ともに交角と同時に鋭く火花を散らす割り技を連発。互角の闘いを演じるかに思われた。しかし、体力で勝る伊田設備宝山が割り技から一気に腹取り攻撃を仕掛けて圧倒した。

 シーの二番は、沖縄代表の新鋭牛丸昇組神龍が徳之島代表の強豪牛の荒技進也を掛け技からの腹取り攻撃で破り3連勝を飾った。
(平川康宏通信員)