歯科医院の患者満足度などを評価する「歯科甲子園D-1グランプリ」(一般社団法人歯科甲子園主催)決勝大会に、県内からさき山歯科クリニック(那覇市久茂地)が出場する。覆面審査や医院紹介DVDの評価を経て、全国40の歯科医院の中から最終の5歯科医院に選ばれた。11日の東京での決勝大会で医院の魅力を紹介するプレゼンテーションを行い、全国一を目指す。
予選は各医院に3カ月にわたって3度覆面審査が入り、予約時の電話応対や診察室内の雰囲気、スタッフのチームワークや身だしなみ、治療時の説明の丁寧さなど100項目で評価した。さき山歯科クリニックは同審査で満点を取り、準決勝に進出した。
DVD審査の準決勝では、患者から言われて最もうれしかった言葉をスタッフが紹介する動画を作成し、高評価を得た。
決勝大会では崎山哲弘院長(49)やスタッフら11人が、毎朝のミーティングで身の回りの人や物事に対する感謝を伝える「サンキューメッセージ」、診療開始前の時間に行う新人教育など独自の取り組みを紹介する。
実行委員として発表内容の構成を考えた歯科衛生士の大城なぎささん(28)は「皆と一緒に本番を楽しみたい」と笑顔を見せる。崎山院長は「笑顔あふれる発表にし、患者さんにいい報告ができるよう頑張りたい」と意欲を示した。