国頭村、名護市で6月観測史上最大の雨量 名護市と東村に土砂災害警戒情報


この記事を書いた人 松永 勝利
大雨の影響で冠水した道路=14日午後0時15分ごろ、名護市内

 沖縄気象台は14日午前10時41分、本島北部地域と沖縄市に大雨警報、うるま市と名護市に洪水警報を発表した。国頭村では24時間雨量が午後0時20分時点で142・5ミリ、名護市は243ミリとなり、いずれも6月の観測史上最大となっている。
 名護市と東村は土砂災害の危険度が高まっているとして、土砂災害警戒情報を発表している。梅雨前線の影響で沖縄本島地方では15日にかけて大気が非常に不安定な状態にあり、本島中南部、北部では同日夜まで土砂災害や河川の増水に警戒を呼び掛けている。
 同日午前11時55分には、沖縄本島地方全域に竜巻注意情報を発表した。午後2時00分まで有効。
 大雨警報が出ているのは沖縄市、国頭村、大宜味村、東村、名護市、今帰仁村、本部町、恩納村、宜野座村。その他の地域にも大雨や洪水、強風、波浪、雷などの注意報が出ている。【琉球新報電子版】

大雨で土砂崩れの危険があるため通行止めになった国道331号=14日午前10時ごろ、東村平良