嘉手納周辺首長ら欠席へ 異例の対応 7月の司令官交代式、降下訓練強行に抗議


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政府や地元が日米合意に反すると指摘する中で強行されている嘉手納基地のパラシュート降下訓練=5月10日

 沖縄県の米軍嘉手納基地で7月10日に行われる同基地第18航空団の司令官交代式に、同基地を抱える沖縄市の桑江朝千夫市長と北谷町の野国昌春町長が欠席する意向を示していることが15日、分かった。同じく當山宏嘉手納町長も既に欠席を決めており、米軍嘉手納飛行場に関する三市町連絡協議会(三連協)の全首長が欠席する。北谷と嘉手納の両議会議長も欠席の意向を示しており、首長と議長がそろって欠席する異例の対応。相次ぐパラシュート降下訓練や旧海軍駐機場の使用継続に抗議の意思を示した形だ。

 沖縄市議会の普久原朝健議長は「招待が届いていない」と述べるにとどめた。

 桑江沖縄市長は「SACO(日米特別行動委員会)合意の約束も守らない中で、参加はできない。訓練や旧駐機場の利用に対する説明もなく、こちらから歩み寄る必要はない」と語った。

 野国北谷町長は「傍若無人な訓練を繰り返し、空軍による事件・事故が続いている状況を見れば、理由は言うまでもない」と話した。

 北谷町議会の田場健儀議長は「当然、国と国の約束をほごにするわけだから、議会としても町民を代表して納得しない意思を表明したい」と不参加の理由を説明した。

 嘉手納町議会の徳里直樹議長も「空軍は住民に全く配慮がなく、今は参加できない」と述べた。