80人、沖縄を被写体に 写真部門、那覇で開幕 九州高文祭


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三線店の店先で撮影する熊本第二高校3年の永田妃奈子さん(右端)=15日、那覇市の平和通り

 九州・沖縄各県の高校生が集い、文化系部活動の成果を披露する「第1回全九州高校総合文化祭」の写真部門が15日、那覇市内で開幕した。沖縄県内での開催は初めて。

 15日、写真部門の写真撮影会が始まり、各県から集まった高校生約80人が那覇市内に繰り出し、思い思いの被写体をファインダーに収めていた。参加者は制限時間の16日の午前10時30分まで那覇市内で写真撮影に挑む。作品は審査され、17日に金、銀、銅の各賞が発表される。

 牧志第一公設市場の側の小さな花屋では、店先でくつろぐ犬の様子を知念高校3年の當間早希さんが撮影していた。當間さんは「優しそうな店主のおばあさんが、大きな犬を飼っているというギャップを収めることができた」と満足げだった。

 平和通りでは、三線店の店先で真剣な様子で店主が調弦をする様子を、熊本第二高校3年の永田妃奈子さんが写真に収めた。永田さんは「雰囲気にひかれて被写体に選んだ。地元の人たちと触れ合いながら写真を撮っていきたい」と意気込みを語った。

 九州高文祭では16日、書道部門の揮毫(きごう)大会も那覇市の県立武道館で開かれる。