子の学ぶ意欲 後押し 石垣市、無料学習支援塾オープン


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開所式に出席した中山義隆市長(右端)とサポートセンターHOPEの山里世紀子代表理事(右から2人目)ら運営スタッフ=13日、石垣市健康福祉センター

 【石垣】石垣市は13日、学習意欲がありながらも経済的事情などで学習塾に通うことができない児童・生徒を対象にした無料学習支援塾「子どもホッ!とステーション未来塾」を、市健康福祉センター内にある市子どもセンターに開所した。高校進学を目標にした学習支援・生活指導に重点を置きながら、子どもの居場所としての役割を担う。

 未来塾は子どもセンターとともに、サポートセンターHOPE(山里世紀子代表理事)が運営する。塾講師や元教員ら学習支援員3人を配置し国語・数学・理科・社会・英語を個別に学習指導し、学習の習慣化を図る。あいさつなど基本的な日常生活マナーも指導するほか、軽食も提供する。

 対象は主に中学生だが、13日時点で小6~中3の児童・生徒10人から申し込みがある。定員は1日当たり20人で、市児童家庭課で申請を受け付けている。

 13日の開所式で中山義隆市長は「貧困の連鎖を断ち切るのは重要だ。安心して夢と希望を大きく広げる場所になってほしい」とあいさつ。山里代表理事は「子どもたちの得意な科目を伸ばして全員の高校合格を目指したい」と話した。