米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設に反対する「辺野古に新基地を造らせないオール沖縄会議」は8月12日、名護市辺野古に新基地を造らせないことを内外に訴える県民大会を那覇市の奥武山公園で開催する。6月26日の大会・集会部で日時と場所を確認し、決定した。翁長雄志知事の参加も調整しており、3万人以上の参集を目指す。
日本復帰後45年が経過しても変わらない在沖米軍基地の重圧を念頭に、6月23日の慰霊の日に翁長知事が述べた平和宣言を最大限包括した趣旨とする方針。
翁長知事による辺野古埋め立て承認の撤回に向けては、承認以後の事由の一つで民意の表明としての県民投票も取り沙汰されているが、県民大会が県民投票に代わるものと位置付ける狙いもあるとみられる。
当初6月にも大会開催を模索していたが、県の辺野古新基地差し止め訴訟提起の動きもにらみながら8月の開催を決めた。7月の幹事会で正式に決定し、発表する。県外からも広く参加を募る方向だ。
オール沖縄会議による県民大会は、2016年6月の米軍属女性暴行殺人事件に抗議する県民大会以来2度目。その大会では6万5千人(主催者発表)が集まった。