【嘉手納】市民団体「わんから市民の会」や「カデナ・ピースアクション」は30日午前、嘉手納町の沖縄防衛局前で集会を開いた。名護市辺野古の新基地建設や米軍嘉手納基地の機能強化に抗議し、「県民は怒っている」「夜間飛行をやめさせろ」「『アメリカ防衛局』は要らない」と参加者が代わる代わるシュプレヒコールを上げた。
同会は5月26日に抗議した際、辺野古の工事手法に関する質問状を手渡していた。「後日回答する」との返答後、回答がないため催促した。対応した児玉達哉報道室長は回答について「検討している」とした。
比嘉多美さん(65)=那覇市=は「私たちの行動は小さいことかもしれないが、繰り返し訴えていきたい。辺野古も何でもそうだが、日米が合意していたとしても沖縄は合意していない」と強調した。【琉球新報電子版】