西原高校マーチングバンド部(仲本裕樹顧問)は22、23の両日、オランダで開催される第18回世界音楽コンクール(WMC)に日本代表として出場する。6回連続の出場で、今回はショーとマーチングの2部門で競う。4年に一度の開催から「音楽のオリンピック」と称されており、61人の部員で12年ぶりの最高賞「ベスト・インターナショナル賞」を目指す。
部長の宮里花恋さん(18)は「世界の人の前で、部のモットーである、心ある音楽・感動あるマーチングの演技演奏ができるよう頑張りたい」と意気込んだ。
WMCは、野外で行われるヨーロッパ最大規模の音楽コンクールで、約1カ月にわたって開催される。
同校は、国内大会での実績を評価され、日本マーチングバンド協会の推薦を受け1997年に初出場した。前回出場の2013年まで毎回連続「金賞」を受賞している。05年には、最高賞の「ベストインターナショナル賞」に輝いた。
生徒らは、1人当たり50万円の渡航費を実費で負担する。楽器輸送費にも多額の費用がかかるため、保護者会が主体となりネットで資金を募るクラウドファンディングや、LINEスタンプによる資金造成に取り組んでいる。クラウドファンディングの期間は18日までで、広く協力を求めている。
生徒らは19日に沖縄を出発し、29日に帰国する予定。