社会

海兵隊と戦場描く 那覇市でドキュメンタリー映画上映

海兵隊の新兵訓練の特徴などを説明する藤本幸久監督=30日、那覇市のテンブスホール

 米海兵隊員らがどのような訓練を受け、戦場へ向かうのか描くドキュメンタリー映画「This is a 海兵隊」と「ONE SHOT ONE KILL」の2本が30日、那覇市のテンブスホールで上映された。森の映画社の藤本幸久監督と影山あさ子監督の共同作品。「This―」は戦場に派遣された元海兵隊員や識者らへのインタビューなどを盛り込み、「ONE―」は海兵隊の新兵訓練を紹介した。

 9日は、午後2時から那覇市おもろまちの県立博物館・美術館でも上映される。

 「ONE―」では、米サウスカロライナ州のパリスアイランドの新兵訓練所へ毎週500人の若者が入所し、3カ月間、訓練をする様子を紹介した。若者らは到着後の48時間は眠ることが許されず、疲労させた状態で命令通りに動く訓練を繰り返していた。

 舞台あいさつに立った藤本監督は「(人間は)人を殺せないようにできている」と指摘。厳しい訓練の中で若者を洗脳して非人間化し、命令に疑問を持たずに動く訓練をしていると説明した。その上で「10人のうち9人はスイッチが入れば人を殺せるようになる。米軍が誇る新兵訓練だ」と述べ、在沖米軍基地へも派遣されているとも語った。