嘉手納撤去求め集会 基地ゲート前に市民80人


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雨の中をデモ行進し、基地撤去などを訴える参加者ら=30日午前、沖縄市山内の米軍嘉手納基地第5ゲート

 【中部】市民団体「カデナ・ピースアクション」は30日、北谷町の米軍嘉手納基地第1ゲートと沖縄市の第5ゲート前で同基地の閉鎖・撤去を求める集会を開いた。両ゲートで約80人が参加し、雨の中、デモ行進で普天間飛行場の移設による新基地建設に向けた作業を止めるよう声を上げた。

 基地に出入りする車両にボードを掲げ、嘉手納基地へのステルス戦闘機F35の飛来やパラシュート降下訓練の実施などにも抗議。宮森小のジェット機墜落事故の犠牲者らに黙とうもささげた。

 第5ゲート前での集会に参加した大浜長伸さん(76)は「新たな戦闘機の飛来など絶対に許せない。駐機場の問題にしても政権は約束が破られても米国に何も言わない。沖縄をばかにするなと言いたい」と話した。