知花花織、かりゆしウエア製作 知名度アップへ量産


この記事を書いた人 平良 正
知花花織事業協同組合が製作したオリジナルかりゆしウエア

 【沖縄】知花花織事業協同組合(小橋川順市理事長)は6月28日、沖縄市役所に桑江朝千夫市長を訪ね、組合として初めて製作したオリジナルかりゆしウエアの完成を報告した。これまではオーダーメードのみの対応だったが、今後は中部洋裁店協会と連携して量産体制を整え知花花織の知名度向上を目指す。

 製作したかりゆしウエアは限定30着。PRを目的に沖縄市職員に優先販売し今後は販売時期がピークを迎える夏場をめどに一般向け販売も始める予定だ。

 サイズはM、L、LLがあり、男性向けのみ。色は5種類で、それぞれ襟が2種類ある。生地には麻を使用。胸ポケットと襟部分に知花花織の技法が使われ、紺地に紅白の模様があしらわれている。

 小橋川理事長は「これまで織物の出荷は8割が県外だった。かりゆしウエアを作ることで、県内の人に知花花織を深く知ってもらいたい」とPRした。

英文へ→Chibana Hanaui to produce kariyushi shirts to increase popularity