今年で設立20周年を迎えた世界ウチナーンチュ・ビジネス・ネットワーク(WUB)の記念祝賀会と第21回WUB世界大会が、9月に米ハワイ州ホノルル市で開かれる。今井恒子WUBネットワークアジア担当副会長(WUB東京会長)らが6月28日、琉球新報社に富田詢一社長を訪ね、スティーブ・喜舎場・ソンブレロWUB会長からの協力要請文を手渡した。
今井副会長は「20周年の世界大会を盛り上げたい。沖縄にもWUBのことを知らない人がいるので、メディアの力も借りてハワイでの記念行事を周知していきたい」と語った。WUB沖縄の上江洲仁吉会長、WUB関西の鉢嶺民雄会長も同行し、世界大会のウチナーグチスローガンが「WUBここにあり たげにちばらな(互いに頑張ろう)」に決まったことを報告した。
WUBは沖縄をルーツに持つ人々が経済や文化、社会活動を通じて、世界的に連携する。16カ国・23地域に約500人の会員がおり、毎年1回、世界大会を開いている。今年は8月31日にビジネスツアーやゴルフコンペなどがあり、9月1日に世界大会と記念祝賀会を開く。基調講演では歴代WUB会長が登壇し、20年の歩みを振り返る。
前WUB会長の東良和沖縄ツーリスト会長は「WUBが提唱された地であるハワイに帰り、交流をより深めていく」と述べた。