辺野古新基地建設の問題点について学ぶ学習会(主催・わんから市民の会)が2日、那覇市内のカフェで開かれた。辺野古や高江の基地建設現場で反対の声を上げながら問題点を指摘し続けている土木技術者の奥間政則さんが講師を務め、工事海域の地盤が軟弱で護岸が沈む可能性などを指摘した。滑走路が完成したとしても、軟弱な地盤や地震などによって沈下や沈没などの危険性をはらんでいる可能性が浮かび上がった。
奥間さんは、大型特殊船ポセイドンが、V字滑走路の先端部に当たるC1~C3護岸付近を念入りに調査していたとし「この部分の断層や地質に問題がある可能性がある」と指摘した。
勉強会には約25人の市民が参加。市民からは、国に問題点を追及すべき県が、実際は県職員の意識や知識に左右されている点を懸念する声が上がり「県が職員を対象にした勉強会を開催すべきだ」などの意見が出た。