世界中が幸せになりますように 摩文仁で七夕まつり


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それぞれの願いを書いた短冊を一生懸命、笹に結ぶ園児ら=3日、糸満市摩文仁の平和祈念公園の平和の丘ガマ

 【糸満】世界中のみんなが幸せになれますように―。7日の七夕を前に、県平和祈念財団(新垣雄久会長)は3日、糸満市摩文仁の平和祈念公園の平和の丘ガマで2017年度七夕まつり笹飾り式を開いた。糸満市と八重瀬町の12保育園から約350人の園児らが参加し、七夕の歌などを元気よく歌った後、願い事を書いた短冊を笹に結んだ。

 新垣会長は「70年ほど前、沖縄で大きな戦争があり『早く平和になってほしい』などの願いを込めながらたくさんの人が犠牲になった。その人たちの思いも込めて短冊を飾りたい」とあいさつした。

 お母さんと一緒に願い事を考えたという糸満市のみなみ保育園(大城卓子園長)の親泊理緒ちゃん(6)は「世界のお友達が仲良く遊べますように」と元気よく発表した。

 県平和祈念財団では、7日まで沖縄平和祈念堂など園内6カ所に笹を設置し、来園者から平和へのメッセージを受け付ける。