「やんばるは県民の水がめ」 ヘリパッド建設で市民座り込み


この記事を書いた人 松永 勝利
機動隊に強制排除される市民=5日午前10時26分、東村高江の米軍北部訓練場N1ゲート前

 【ヘリパッド取材班】東村と国頭村に広がる米軍北部訓練場のヘリコプター着陸帯(ヘリパッド)建設で5日午前、ヘリパッド建設に反対する市民9人がN1ゲート前に座り込み、抗議の声を上げた。機動隊が市民を強制排除した後、資材や重機を積んだ工事車両が15台ほど北部訓練場内に入った。
 那覇市から座り込みに参加した仲本政幸さん(73)は毎週東村高江に通い、ヘリパッド建設に反対してきた。「やんばるは県民の水がめであり、大自然の宝庫。ここに来るのは高江の人のためでもあるが、県民のためでもある」と話した。【琉球新報電子版】