金秀グループ創業者で4日夜に89歳で亡くなった呉屋秀信さんの通夜が5日夕、那覇市の大典寺で営まれた。政財界などから多くの関係者が参列し、別れを惜しんだ。
城間幹子那覇市長は「入院されていると聞いていたが、まさかこんなに急に亡くなるとは思わなかった。沖縄は一つにならなくてはいけないとよくおっしゃっていた。本当にお世話になった」と声を落とした。
元副知事の嘉数昇明さんは「ふるさとを思う気持ちが強く、沖縄の誇りを持っている方だった。尊敬する先輩がいなくなり、大変寂しい」と話した。元県工業連合会会長で県社会福祉協議会の湧川昌秀会長は「言葉にならない。まだまだご活躍いただきたかった」と悲しんだ。
呉屋さんと同じく県経営者協会長を歴任した元琉球新報社社長の親泊一郎さんは「経済人でありながら、福祉にもしっかりと目を向ける努力をされた」と語った。
告別式は8日
4日に死去した金秀グループ創業者の呉屋秀信氏=享年89=の告別式は、8日午後に那覇市松山1の9の1、大典寺で行われる。グループの社葬と併せて実施する。葬儀式・親族焼香は午後2時から、一般焼香は午後3~4時半。喪主は妻・米子(よねこ)さん、葬儀委員長は古謝光弘金秀グループ副会長が務める。