嘉手納基地の降下訓練と駐機場使用禁止要求 三連協と県が稲田防衛相に


この記事を書いた人 松永 勝利
稲田朋美防衛相(手前中央)に嘉手納基地でのパラシュート降下訓練禁止と旧海軍駐機場の使用禁止を求める翁長雄志知事(右から2人目)、三連協会長の桑江朝千夫沖縄市長(同4人目)ら=7日午後1時40分ごろ、防衛省

 【東京】嘉手納町、沖縄市、北谷町でつくる「嘉手納飛行場に関する三市町連絡協議会」(三連協)の3首長と翁長雄志知事は7日午後、米軍嘉手納基地でのパラシュート降下訓練の禁止と旧海軍駐機場の継続使用の禁止を求め、稲田朋美防衛相らに抗議要請した。稲田氏は「誠心誠意対応したい」と述べるにとどめた。

 県はこれまで、パラシュート降下訓練は「日米特別行動委員会(SACO)最終報告の趣旨に沿って実施されるべきだ」との立場で嘉手納飛行場での「禁止」を求めることまでは言及していなかった。だが訓練強行が相次いでいることから、地元3市町と合同で禁止を求める姿勢まで踏み込んだ。

 三連協と県は7日夕、外務省の薗浦健太郎外務副大臣にも同様に要請する。【琉球新報電子版】