「沖縄の底力を発揮」 全国総体県選手団が結団式


この記事を書いた人 大森 茂夫
全国高校総体に向け、意気込む参加選手=12日午後3時50分ごろ、那覇市の県立武道館

 「繋がる絆 魅せよう僕らの若き力」をテーマに掲げる、2017年度全国高等学校総合体育大会「はばたけ世界へ 南東北総体」県選手結団式が12日午後、那覇市の県立武道館アリーナで行われた。28日に本格開幕し、水泳が終わる8月20日まで福島、宮城、山形、ヨットを行う和歌山の4県で熱戦を繰り広げる。

 県勢は今週末の九州高校総体(長崎県、15~17日)で出場選手が決まる水泳を除き、12日現在で28競技に449人(男子266人、女子183人)が出場予定だ。結団式で棚原秀則団長(県高体連会長)は「県選手団の活躍に期待する。万全の態勢で臨み、悔いのない戦いをしてほしい」とあいさつし、旗手を務める読谷高校女子ソフトボール部主将の末吉捺希に団旗を手渡した。

 選手代表で南部工業高校ウエートリフティング部の津波古拓也が「ウエートリフティングが行われる福島県で起きた原発事故を忘れることはできない。気心の知れた仲間と部活ができることに感謝し、最後まで諦めずに沖縄の底力を発揮したい。沖縄から東北にエールを送りたい」と決意表明した。【琉球新報電子版】