【宜野湾】ゴルフの世界ジュニア選手権で比嘉里緒菜さんが初優勝を果たした14日、比嘉さんが通う宜野湾市立嘉数中学校は給食時の校内放送で大会結果が全校生徒に知らされ、歓喜に沸いた。友人らは「すごい」「よくやった」などとたたえた。
大会期間中、教職員らはインターネットで大会の速報を小まめに確認し、比嘉さんの順位を見守っていた。14日午前、国際電話で比嘉さんの父親から学校に優勝の連絡が入った。
同級生の岩崎美湖さん(15)は昨年の同大会で準優勝し那覇空港に着いた時、比嘉さんが悔し涙を流した姿を思い出した。「今年は1位を取るって約束した。やってくれた。同級生が世界一になれるなら、自分たちも頑張れると勇気が湧いた」と声を弾ませた。
「本当にすごい」と目を輝かせて語ったのは、小学生のころからの友人、手代木千姫(てしろぎちこ)さん(14)。「一日も休まずに練習していることを聞いていた。友人から見てもかっこいい」と誇らしげ。
早川遍(あまね)さん(14)、赤嶺妃香(ひよか)さん(14)は「うれしい。おめでとうと伝えたい」と語った。仲田丘校長(58)は「成果以上に、そこに向かって努力できたことが素晴らしい。学校全体の励みになる」と述べた。