やったね、世界一-。ゴルフのIMGA世界ジュニア選手権で初優勝した比嘉里緒菜さん(14)=宜野湾市立嘉数中3年=が15日夜、優勝カップを手に沖縄に凱旋(がいせん)した。那覇空港では50人近い同級生らが出迎え、「おめでとう」「よく頑張った」の声が飛び交った。
比嘉さんは昨年、同大会に初出場し、プレーオフで涙をのんだ。クラスメートにもリベンジを誓った今大会。最終日の14日、「パットがばんばん入り」(比嘉さん)、6打差をひっくり返す大逆転劇を見せた。
那覇空港の到着ロビーでは同級生が手作りの横断幕を持って出迎えた。「あっ、里緒菜だ!」。比嘉さんが姿を見せると、拍手と歓声が上がった。比嘉さんは少し照れながら、同級生らと握手やタッチ。担任の町田真樹さん(42)から花束を受け取った。
比嘉さんは同級生の祝福に「幸せです」と笑顔を見せ「去年、すごく悔しい思いをしたので、優勝できてとてもうれしい。成長を感じられる大会だった」と振り返った。憧れのゴルファーは、今季で引退する宮里藍さん。比嘉さんは「プロになって、藍ちゃんのように世界で活躍したい」と話した。