10月30日「世界のウチナーンチュの日」 各地、多彩な催し


この記事を書いた人 琉球新報社
10月30日の「世界のウチナーンチュの日」をPRする比嘉アンドレスさん(右)と伊佐正アンドレスさん=20日、琉球新報北部支社

 【名護】10月30日の「世界のウチナーンチュの日」まで、22日であと100日。アルゼンチン出身の県系2世比嘉アンドレスさん(42)=名護市=と、ペルー出身の県系3世伊佐正アンドレスさん(27)=同=が20日、琉球新報北部支社を訪れ「ウチナーンチュが心を一つにできる日。多くの人に知ってほしい」と語った。

 「世界のウチナーンチュの日」は、比嘉さんと伊佐さんが中心になって制定を働き掛け、昨年10月30日の第6回「世界のウチナーンチュ大会」閉会式で宣言された。

 制定1年を迎える当日の前後には、海外の県人会や県、各市町村が、祝賀会やシンポジウムなどさまざまな取り組みを予定している。伝統芸能や空手、エイサーなどが披露され、世界のウチナーンチュが誇りとともに交流を深める場になりそうだ。

 比嘉さんは「まだ認知度は高くないが、広く知ってもらい、家族でお祝いしてもらえればと思う。ウチナーンチュが誇りを持ちながら、21世紀の社会をつくっていくような動きにしたい。沖縄ファンの人もめんそーれ、歓迎したい」と話した。

 伊佐さんは「海外を含め、沖縄文化に関連するイベントがたくさん企画されている。全てのウチナーンチュが心を一つにし、その誇りを再確認できる日」と語り、広く浸透することを期待した。