未来の詩人誕生を期待し、沖縄県内小中高校生の詩を顕彰する「第15回神のバトン賞」(琉球新報社主催)の表彰式が26日、那覇市天久の琉球新報社で開かれた。入賞者11人が家族に見守られる中、晴れやかな笑顔で賞状を受け取り、豊かな感性からほとばしる言葉を紡いだ受賞作を朗読した。
高校生、中学生、小学校高学年、小学校低学年の4部門に計1258作の応募があった。正賞に当たる神のバトン賞に選ばれたのは、高校生の部が古波津勇人さん(沖縄ろう学校高等部3年)、中学生の部は石塚大久海さん(屋我地ひるぎ学園9年)、小学校高学年の部は金城孝哉君(西原南小4年)、小学校低学年の部は多和田美月さん(天久小3年)だった。
佳作は池原妃織さん(コザ高2年)、上原愛音さん(宮古高3年)、浜川大和さん(池間中1年)、玉城妃子さん(石田中1年)、宮里琉太君(水納小4年)、当銘航羽君(大本小3年)、金城柚輝君(玉城小3年)。安原登生君(知念小6年)は欠席した。
式には、選考委員の高良勉さん、市原千佳子さんが出席した。講評で高良さんは「高校で同人誌を作ったり、大学では詩集を出したりするなど、詩を書き続けてほしい」と激励した。