琉球新報社 
沖縄弁護士会消費者問題対策特別委員会は８月１日、銀行カードローンの借り入れで悩む人などを対象に「銀行カードローン問題ホットライン」を開設し、無料電話相談を実施する。日本弁護士連合会が全国一斉に行う無料電話相談の一環。２７日午後、沖縄弁護士会が那覇市松尾の沖縄弁護士会館で会見を開き、電話相談の利用を呼び掛けた。 日弁連によると、銀行による消費者向け貸し付けの銀行カードローンは、年収の３分の１を超える貸し出しを禁止する「総量規制」の対象外となっており、過剰融資によって多重債務に陥るケースが増加しているという。
沖縄弁護士会消費者問題対策特別委員会副委員長の寺田明弘弁護士は「銀行カードローンの問題は県内ではまだ潜在的だが、今後表面化する可能性は高い」と指摘し、「当事者が認識していない場合もある。銀行での借り入れがある人や返済に困難を感じている人は相談してほしい」と話した。
無料電話相談は８月１日午前１０時～午後４時で予約不要。相談専用電話番号０５７０（０７３）３１６。【琉球新報電子版】
