稲嶺氏「重く受け止める」と前向き 名護市長選出馬要請の与党市議団に


この記事を書いた人 松永 勝利
議員団団長の岸本洋平市議(手前右)から出馬要請書を受け取る稲嶺進名護市長(同左)=31日正午すぎ、名護市大南の後援会事務所

 【名護】来年1月に予定される任期満了に伴う名護市長選挙で、名護市議会の与党議員でつくる「稲嶺市長を支える名護市議会議員団」(団長・岸本洋平市議)の14人は31日午後、同市大南の後援会事務所で稲嶺進市長(72)に対し、出馬を求める要請書を手渡した。稲嶺氏は「個人として重く受け止める」とした上で「名護市、あるいはやんばるを子どもたちに自信を持って引き継いでいく。皆の力で成し遂げていかなければいけない。後援会とも相談をしたい」と語り、前向きな姿勢を示した。
 要請書では、稲嶺氏の2期7年の市政は公約を確実に押し進めているとした上で、辺野古新基地建設問題や北部医療問題など残された課題がある中、さらなる市政発展を見据え、豊かなまちづくりの継承が必要として「議員団が市民を代表し、次期市長選挙への出馬を要請する」と出馬を求めた。【琉球新報電子版】