沖縄らしさ演舞で魅了 宮城で高文祭開幕


この記事を書いた人 琉球新報社
高文祭のパレード部門で演舞する南風原高校郷土芸能部と宜野湾高校吹奏楽部の生徒ら=31日、仙台市

 【宮城県で新垣若菜】「第41回全国高等学校総合文化祭」(文化庁、全国高校総合文化祭連盟など主催)が宮城県で31日、開幕した。4日まで。宮城県内の10市町の会場を舞台に、沖縄からは17部門336人が出場する。

 仙台市の宮城野通りでは、全国や海外の高校生2千人によるパレード部門が開かれた。宜野湾高校吹奏楽部と南風原高校郷土芸能部は合同チーム51人で参加し、「海の声」「てぃんさぐぬ花」「安里屋ユンタ」の3曲を披露した。南風原高校は紅型の衣装を、宜野湾高校も青い紅型をあしらったベストに白のズボンを着用し、両校共に沖縄らしさをアピールした演舞で観客を魅了した。

 宜野湾高校吹奏楽部3年の田場愛梨さん(17)は「自分たちも観客も楽しめる演奏ができた」と話した。南風原高校郷土芸能部2年の根間彩奈さん(16)は「お客さんを笑顔にし、東北に復興のエールが届けられるよう精いっぱい舞った」と語った。