沖縄県警交通企画課のまとめによると、2017年1~6月(上半期)の県内における飲酒運転の摘発件数は、前年同期比261件(30・9%)増の1105件で、3年連続で増加した。17年上半期の摘発件数は16年の通年に引き続き、全国で最も高く、「ワースト」となった。
摘発が増えた要因として、県警交通企画課は「効果的な取り締まりができた結果だ。これまで検問をかいくぐってきた人を摘発できるようになってきた」と説明した。県警は摘発者に対するアンケート調査などから、飲酒運転が発生する時間帯や場所などを分析。居酒屋からの抜け道でスポット検問などを強化しているという。
17年上半期の人身事故件数は前年同期と比べて122人減の2404件となった。うち飲酒絡みの人身事故は前年同期比10件減の36件、死亡事故は3件減の3件を記録した。
罰則が重い危険運転致傷(自動車運転処罰法違反)の適用は3件増の12件だった。